オンライン研修「江戸名所図会」第一回 (日本橋~)2020年10月31日

本日は、Wさんのガイドでオンライン研修です。10時頃からZoomに会員が接続を初め研修が始まるまでよもやま話に花が咲きました。

例によって参加者の記念撮影から

参加者記念撮影(1)
参加者紀南撮影(2)

本日の研修は、江戸時代に刊行された観光案内書「江戸名所図会」を使って、これからのガイド活動に役立つ情報を提供することを目的として行われました。

今回が第1回目で、江戸一番の繁華街、日本橋からのスタートでした。

江戸名所図会 日本橋=部分 (国立国会図書館デジタルコレクションより)https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2608887?tocOpened=1


まず、「江戸名所図会」とは、江戸時代後期に斉藤月岑が刊行した江戸の地誌で7巻から構成され、長谷川雪旦の挿図も評価されていたこと、そして、「江戸名所図会 巻の1天枢の部」から、一石橋、日本橋、日本橋魚市、駿河町三井呉服店、十軒店雛市、本町薬種店、祇園会御旅所、永田馬場山王御旅所、茅場町薬師堂、鎧之渡、四日市を取り上げ、それぞれの図会について詳細な説明がありました。

今回は、国会図書館デジタルコレクションの機能を利用して、図会を拡大することで、人や船の動き、陳列された商品などの細かな描写がわかりました。また、図会を使った「江戸版ウォーリーをさがせ!」のコーナーではゲーム感覚で楽しく学ぶことができ、さらに、江戸切絵図や浮世絵と写真付きの現代版地図を比較しながら、日本橋界隈の『いまとむかし』を見ることもできました。

江戸名所図会 日本橋魚市=部分 (国立国会図書館デジタルコレクションより)

Wさん、豊富な資料と参加者とのやり取りありがとうございました。

次回は、
11月15日(日)10:30~12:00
「江戸名所図会」第二回「神田上水沿いの名所巡り」です。
講師は、Mさんです。

(M.T.さん報告)



“オンライン研修「江戸名所図会」第一回 (日本橋~)2020年10月31日” への1件の返信

  1. 「江戸名所図会」は、江戸の観光案内書で、人気の本だったとか。 細かい部分まで記載があり、今までは気づかなかったところの説明も大いに楽しみました。犬、馬、珍商売等、日本橋近辺の庶民の生活を覗けて、よくお花見は女性達は着飾って歩いていたのですが、雛市もお洒落をして歩いていたのですね。また「江戸名所図会」を隅々まで確認する楽しみが増えました。Wさん準備ご苦労様です。ありがとうございました。

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