「渋沢栄一ゆかりの大手町・丸の内」演習 2023年9月5日

2023年9月5日(火)10時~13時の予定で「渋沢栄一ゆかりの大手町・丸の内」のガイド演習を実施しました。

パレスサイドビル(毎日新聞社本社ビル)に集合し、一橋徳川家敷跡~内務省・大蔵省跡~全国銀行協会~日本郵船ビルなどの渋沢栄一が関係した場所などをめぐり、しめくくりは明治生命館~東京商工会議所・東商渋沢ミュージアムを見学して演習を終了しました。
大変暑い中の演習となりましたが、17名の会員の方々が参加され世話人C.Kさん、講師H.K.さんの案内で盛況に演習を終えることができました。

パレスサイドビルで集合して演習を開始
もうすぐ還暦を迎えるパレスサイドビル、地下~1階の「夢の階段」
パレスサイドビル、建設当初は斬新だった水平ルーバー。軒には有名作家の鳩の彫刻。

世界的な猛暑の中での演習となりましたが、建物内や日陰を歩くようにしていただき、汗の量も抑えることができたました。

渋沢栄一ゆかりの大手町・丸の内を巡りましたが、前半の竹橋から日本郵船までのコースは初めて回る所も多く、新たな発見・知識を得ることができました。

御三卿のひとつ、一橋徳川家の屋敷跡

2020年に竣工した「Otemachi One」から大手町ホトリア(大手門パークビル・JXビル・大手町パークビルディング)までの緑地と水の流れは気持ちの良い散策ともなりました。大手町ホトリアにある、お濠の浄化施設も初めて見ることができました。

Otemachi Oneの庭にある水の流れ。暑い夏に水音が清々しい。
Otemachi Oneで休憩前の記念撮影
大手町ホトリアの浄化水で、色々な水草が栽培されています。

日本郵船ビルの上層階に立てられている日本郵船の旗を教えていただきました。今までまったく気にも留めたことはありませんでした。

東京銀行集会所跡(東京銀行協会ビルディング):以前はファサード保存がありましたが、とうとう部材だけに
解体中の東京海上日動ビル、ル・コルビジェの弟子の前川國男の設計

後半は丸の内定番コースと渋沢栄一の関係をお話しいただきました。東京駅を設計した辰野金吾と渋沢栄一の関係、また郵便制度を創設した前島密のお話、三菱と渋沢栄一の確執など、大変興味深いお話がたくさんありました。

最後は明治生命館と東京商工会議所の渋沢ミュージアムを見学して演習を終わりました。

行幸通りで東京駅をバックに記念撮影
明治生命ビルの会議室、終戦直後に第一回対日理事会が開催されました。
明治生命ビルの2階から。ホールの天井にはシャンデリア、彫刻など豪華です。
渋沢栄一の書・扁額「業(なりわい)は勤むるに精(くわ)しく、嬉(たの)しむに荒(すさ)む」
渋沢栄一自筆の文書(東京商法会議所時代)

H.K様、本日も内容の濃い演習をしていただきありがとうございました。

(C.K.)

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