本日、「国指定重要文化財 三解脱門 特別公開」と同時開催で宝物展示室 企画展「増上寺三解脱門展」がスタートしました。秋晴れの晴天で、気温は上がりましたが、楼上はさわやかな風が通り抜けとても過ごしやい一日でした。
楼上は常に、10名から20名くらいの来場者で、ゆっくりと仏像・羅漢像をご覧になっていました。なかには、仏像の前で熱心の見学され30分以上滞在された方もおられました。
門前の信号が変わるタイミングでエンジンをふかす車の音が少し気になりましたが、三解脱門内は落ち着いた雰囲気で、説明のCDラジカセの音声もしっかりと聞きとれました。
入場時に受け取ったカードには釈迦三尊像か十六羅漢の内のどなたかが印刷されていて、皆さんカードと楼上の像と見比べておられました。
羅漢像の制作年代や並んでいる順番などいろいろな質問を頂き、ガイドも増上寺の方にお聞きしたり、ネット検索をするなどして勉強しながら回答しています。
今回は戦後2回めの公開で、これからも楼上にあがることは滅多にできないと思います。ぜひお越しいただき仏像を拝観いただくとともに楼上からの景色をお楽しみいただきたいと思います。
来場者への記念カードは、16羅漢+レアカード(釈迦三尊)の計17枚あり、ご自分のイラストの羅漢様を探しながら、見学をされている方が多く、皆様時間をかけてゆっくりされています。2024年から約10年かけて修復されると、次の一般公開は11年後以降ですねと話ながら、今回見学できて良かったと喜んでいる方も多かったです。