オンライン研修「江戸名所図会」第二回として、神田上水沿いの名所巡りを講師のMさんの案内で実施しました。
11月15日(日)10:30開始で、いつものように20分ぐらい前からボツボツとZoom会議室にメンバが集まり始めました。
今回は31名が参加し、恒例の記念写真をZoom画面で撮影してから研修が始まりました。
まずは、前回のおさらい「江戸名所図会の概要と作者及び挿絵作者長谷川雪旦の紹介」からスタートです。
前回の日本橋魚市について、魚の種類や下駄の話など挿絵の補足後、今回のテーマの「神田上水沿いの名所巡り」のポイントの説明があり、今回訪れる場所の位置関係をつかんで研修開始です。
今回の訪問地は「江戸名所図会」巻の四にほぼ含まれますが、神田上水懸樋は別の巻です。
熊野十二所権現社をスタートに、落合、姿見橋、山吹の里、雑司ヶ谷鬼子母神、芭蕉庵、大洗堰、高田馬場、高田富士、宝泉寺、牛込神楽坂、などを経て、最後は神田上水懸樋で終了です。
「江戸名所図会」の挿絵を中心に、錦絵や新聞記事など交えて懇切丁寧な説明がありました。
玉川上水から神田上水(神田川)への助水堀が引かれ、熊野十二所権現社殿の北東には人口の滝が出来き、景勝地として賑わったということです。
淀橋には2つの橋がかかり、落合は蛍狩の名所などと、いまでは想像できない情景がみられます。
最後は神田上水懸樋でツアーの終了です。
ツアー終了後には質疑の時間があり、雑司ヶ谷鬼子母神の鬼の字にツノが無いのは何故かという話題で盛り上がりました。
今回参加の皆さんです。
(T.W)
江戸名所図会、本当に細かいところまで描かれていて説明されるまで見逃していたところも多く、説明を楽しみました。
江戸時代の名所図と浮世絵、現在の写真を比べてみて、鳥居やら像がそのままあるところもあり、江戸と令和の比較もたのしみました。 ご準備いただいたMさんご苦労様でした。