コロナ禍でソーシャルディスタンスが必須となり、1年半以上実踏によるガイド演習を休止していましたが、”超久しぶり”にガイド実習を開催することができました。
今回は、東京観光の人気スポットのひとつ、浅草界隈の実習です。
実習は、10月16日(土)と20日(水)の2回の開催で、私は10月16日の演習に参加させてもらいました。
今回はSさんが講師で9時50分から約2時間半のガイド演習でした。
集合場所の浅草雷門には9時半前からメンバが集まり、久しぶりの対面に皆さん興奮を隠せないようすでした。
まずは、雷門前で記念写真をとって演習をはじめました。
最初に、隅田川の河畔を歩いて、観音様を最初に祀った浅草観音発祥の地である駒形堂に行き、最初の食堂だった並木から、雷門に戻り、仲見世を歩きました。コロナも一段落して仲見世にも人が戻ってきたようですが、混雑というほどではなく、落ち着いて散策ができました。
仲見世通りを少しそれたところに河竹黙阿弥住居跡があり、江戸から明治にかけての歌舞伎の変化についての説明を聞きました。
宝蔵門をくぐって本堂をお参りし、浅草神社、重要文化財の二天門を拝見してから被官稲荷、山東京伝机塚、大谷米太郎夫妻像を巡りました。
9代目市川団十郎像・暫(しばらく)や、銭塚地蔵、六角堂、影向堂、石橋、薬師堂、淡島堂、瓜生岩子像、和算の碑など、本堂の周りにはいろいろな石碑やお堂がとり囲んでいて、浅草寺が古くから多くの人に信奉されてきたことや人々とのつながりをヒシと感じます。
その後、五重塔、伝法院を経て弁天堂、鎮護堂に向かいました。鎮護堂は住職の夢枕に狸がたち、「自分たちを保護してくだされば、伝法院を火事から守りましょう」というので御堂を建てて祀ったというもので、戦災でも奇跡的にやけのなかったそうです。
最後は浅草六区から歴代のスターの手形がならぶ浅草公会堂に至りSさんの演習を終了しました。
今後、やがてコロナ禍も落ち着きガイドができることを願っています。
(M.H.記)