8月30日Sさんのガイドで新宿御苑のオンライン研修を開催しました。
研修は10:30分開始ですが、10時過ぎ頃から皆さんZoomに接続を開始して研修が始まるまでのひととき、久しぶりの雑談を楽しんでいました。コロナ禍の中、ソーシャルディスタンスをとって人との会話が少なくなる中、オンライの集まりは貴重な仲間との交流の時間ですね。
今日は10:30時点で43名の会員がオンラインで繋がって、いつものように、参加者の記念撮影を行ってから、研修をはじめました。(最終的には46名の参加者でした)
まずは、家康の江戸入府の先遣隊としてやってきた内藤家がこの土地を与えられことから始まり、現在にいたる、新宿御苑の歴史の説明を受けました。そして、地図に沿って新宿門から苑内の主要な場所、建物、植物などについて説明を受けました。
新宿御苑は明治になって皇室御料地となり皇室の庭園という意味で、御苑(禁苑)となったとのことです。
明治政府は海外の樹木などを輸入して園内に植え日本で生育するかを試したので、このときに試しに植えたプラタナス、ユリノキなどはここから全国に広まったということです。また、洋風の庭園の遠景として植えられたヒマラヤスギが巨木になって今では御苑のシンボルになっています。
その中にあって、江戸時代の内藤家の庭園にあった樹木として、かつら、けやき、ハクモクレンなどの巨木も残っていますが一部は先年の台風で倒れてしまいました。また、絶滅危惧種の植物であるサンショウバラ、花の木などが温室近くで保護されているそうです。
また、明治時代からの歴史の中では、皇族の経済を支えるために養蚕所が作られたり、海外の珍しい植物を集めた温室、狩猟のための鴨場、皇族のゴルフコースが作られたこともあったようです。
宮中の観桜会や観菊会のこと、イギリスのエドワード親王が来日されたときに皇太子時代の昭和天皇がゴルフをされたときの写真、庭園内の美しい花の写真などを交えて、ディスプレー画面上ではありますが御苑の素晴らしさを堪能できた研修でした。
これから季節がよくなったら実際に御苑に行って今回の研修内容を再確認し、その素晴らしさをじっくりと味わいたいと思っています。
ガイドのSさん、オンライン研修の準備や写真・図版をつかってのわかりやす説明、大変ありがとうございました。
3月に新宿御苑の散策に行ってきた時の事を思い出しながらルートの説明を受けていました。御苑の成り立ちのお話で、明治・大正・昭和と色々な歴史を感じる事ができる場所である事も知りました。江戸時代からある木、新宿御苑の木が親で、その子孫が日本全国に広がったお話等、また新宿御苑を訪ずれるのが待ち遠しいです。Sさん説明をありがとうございました。
新宿御苑が、江戸期の内藤家に密接に結びついていること、明治・大正・昭和期の天皇・皇太子に関わりが深かったことが分かり、再認識をしました。
ユリノキ・サンショウバラ・イチヨウ・ラクウショウといった樹木・花が、ガイドの会の基本的な受け持ちの、皇居・東御苑によく目にすることも、面白かったです。
膨大なデータを集められました S さん、有難うございます。