柴又ツアー演習2025年9月4日、24日

9月7日および9月24日の両日で会員19名が参加し、Oさんが講師で柴又ガイド演習を行いました。どちらも13時に京成柴又駅に集合し、柴又八幡神社-真勝院-帝釈天参道-帝釈天題経寺-山本亭-柴又公園(矢切の渡し)-寅さん記念館・山田洋次ミュージアムと各所を巡りながらの演習でした。

京成柴又駅に集合し、さんから解説を聞く。
レトロな帝釈天参道の入口。

まずは、国の重要文化的景観に選定されている、柴又地区の概観とその特性のお話をいただきました。その後、創建が9世紀初めと推定され古墳の上に立っている八幡神社とその旧別当寺である真勝院をめぐり、帝釈天参道に戻りました。

本殿の下に古墳が眠る柴又八幡神社。
真勝院の五智如来石仏。

帝釈天題経寺の帝釈堂の彫刻ギャラリーでは法華経の説話10話を解説いただき、見事な彫刻に一同感嘆していました。客殿の鏡天井と格天井の違いや南天の床柱を確認し、邃渓園も堪能させていただきました。
引き続き、山本亭の大正時代の和洋折衷の本邸や素晴らしいお庭を見学後、柴又公園(スーパー堤防)の上で地域の地形を確認、矢切の渡しも見ることができました。

帝釈天の祀られている題経寺の二天門前で記念写真。
帝釈堂と瑞龍の松。
帝釈堂の彫刻ギャラリーには法華経に書かれた10の説話の彫刻が圧巻でした。


寅さん記念館では懐かしい物が溢れており時間を忘れてじっくり見学しました。山田洋次ミュージアムを見学後、最後にまとめのお話がありました。この柴又の景観があってこそ、寅さんをここに呼び寄せたのだとの説明にとても納得がいきました。

山本亭の長屋門から退出。
江戸川堤防から矢切の渡し、金町浄水場取水塔などの説明を聞く。
江戸川の河川敷。向こうに矢切の渡しが遠望できる。
寅さん記念館の人車鉄道
レトロな列車の座席に座る。


こじんまりとした歴史ある地域に、昔ながらの食を楽しめる参道、見事な彫刻のある寺の建物、寺と山本亭の庭、さらに江戸川河川敷に昭和の寅さんなど、盛りだくさんな内容で、何度でも来たくなるような場所でした。
東京の中心からは少し遠いですが、外国人ゲストをお連れしたい場所ですねと皆で話しておりました。
O様、演習ありがとうございました。

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