朝から好天に恵まれ、気持ちの良い、まさにお花見日和でした。
さくらの花びらは半分以上散ってしまいましたが、萼がのこって未だピンクに色づいて見えます。日本人はお仕事のためか、お花見客も少なく、歩いている人の7割~8割が外国人と見受けました。みなさん、ゆったりと歩かれたりベンチに座られて、桜の下でリラックスされているようでした。
九段下の常燈明台の周囲のさくらは半分ぐらい花びらが残っており、代官町通りの土手の上には桜の巨木が満開になっていました。一方、国立近代美術館近くのお濠では柳が芽吹き、ツツジの花も満開で、名残の桜と次の季節の始まりということで、季節が綱引きをしているようです。
最終日の午後のガイドは、ぼちぼちと訪れるお客様にパンフレットや地図を配布したり、お客様のまったりとした動きに合わせて、ゆっくり歩きながらのガイドを行いました。人出は必ずしも多くはなかったのですが、短距離のガイドも含めてたくさんの方々とお話することができました。
午後6時に、今年のさくらまつりのガイド活動を終了し、ライトアップした緑道をゆったりと歩いて九段下に出ると、空もだんだん暗くなって田安門の上には朧月がかかっていました。最後に千鳥ヶ淵を見返ると今年最終のライトアップを惜しんで、たくさんのボートが水面に浮かんでライトに光っていました。
また来年、千鳥ヶ淵でお会いしましょう。
今年のさくら祭りも終了してしまいました。さびしいですね。
でも八重桜が満開を迎えて、たわわな花が楽しめます。
千鳥ヶ淵は、石垣、土塁、お濠、歴史と桜、皇居、東御苑、北の丸公園、千鳥ヶ淵墓苑等に囲まれた木々の多さが、訪れる人を魅了しているのでしょう。また来年楽しみにしています。