小石川植物園の演習第2回目 2022年4月24日

小石川植物園演習の第2回目が4月22日に開催され、会員14名が参加しました。当日は好天に恵まれ、日中は汗ばむような夏日でしたが、植物園は新緑の木々の中で気持ちよく過ごすことができました。今回もOさんに案内していただき、実りある演習となりました。

前回に続いて会員の方々から写真が届きましたので、多くの写真をブログにアップすることができました。

茗荷谷で集合して、播磨坂へ
播磨坂の並木にある裸像、佐藤良忠作「風韻」です。
正門入り口を入ったところでOさんのレクチャ開始
正門横のソテツ。イチョウの精子の発見に続いて、明治29年池野誠一郎が鹿児島市のソテツ精子を発見した。これは鹿児島市のソテツの分株です。
本館の建物、東京大学の安田講堂などを設計した内田祥三氏の作品でモダニズムの一種だそうです。
真っ赤に咲き誇るキリシマツツジ。ベストな時期に訪ねました。
藤の花も盛りです。
平瀬作五郎氏が精子を発見したイチョウの大木。植物も精子を作るという世界初の発見で、日本の植物学の最大の偉業の一つだそうです。
明治維新の時に切ろうとしましたが、大きすぎて途中で諦めたため生き残ったもので、樹齢300年です。
下から見上げたところです。大きすぎて全体が見えません。
こちらも大木、モミジバスズカケノキです。
トキワマンサクの大木です。マンサクは落葉樹、トキワマンサクは常緑樹だそうです。
トキワマンサクの花が満開です。庭木や公園に植栽されているものと全くイメージが違ってます。
甘藷試作跡の碑。青木昆陽は幕府の許可を得てこの地で甘藷(さつまいも)の栽培を試し、本州でも栽培可能なことを発見しました。
森の中を進む会員、まるでジャングルの探検のようです。
楠の大木。人の大きさと比べるとその巨大さがわかります。自由にそだつとこんなに大きくなるのですね。
ハンカチの木。花を囲む白い葉(苞)がハンカチのように見えます。
下に落ちたハンカチの木の花
最後に全員で記念写真です。

Oさん2回の演習大変ありがとうございました。これで会員の案内メニューがまた一つ増えました。

“小石川植物園の演習第2回目 2022年4月24日” への1件の返信

  1. 小石川植物園中に入ったのは初めてでした、都心にこんなところがあるとは2時間程の散策では、回りきれず四季折々また訪れたい場所となりました。 
    植物に関しても、イチョウの精子発見の話、メタセコイアの化石木(メタセコイアとは「絶滅した後になって発見された杉」の意味)
    等、説明板の説明も興味深く楽しく散策しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。